正月早々虫垂炎で緊急手術した件

*旧ブログからのインポート記事。若干加筆修正済み。

 

仕事納めも終わって年末年始の連休中。

2013年1月1日、なんか節々痛いなー腹部痛いなーと思いながら起きてる間はずっとエクシリア2やってた。

これですこれ。テイルズオブエクシリア2。中1でテイルズオブデスティニーに出会ってからずっとテイルズファンなんです。

同棲中の彼女があぐらかいてゲームしてる俺の膝の上に頭を載せてゴロゴロしてたんだけど、ちょいちょい腹部にあたってそのたびに痛いっていうね。
どうせこの腹痛は最近連日飲んでたからだろうと思ってたんだよね。だって年末なんて飲みイベントたっくさんあるもの。

 

そう思いながらめでたい元旦なのでちょっとお高い14年ものの古酒を開けて飲んでた。これは美味しい。

 

熟成蔵守1999年純米大吟醸

 

夜に体温を測ってみたら微熱があって、この痛みたちは発熱のせいかーと思って寝たのでした。

 

翌日の1月2日。

 

朝起きて熱を測ると昨晩よりも下がっていて、でも腹部の痛みはそのままでだんだん辛くなってきてこれはやばいぞと。
ググりまくったんだけど正月休み中にやっている近場の病院がなかなか見つからなくて、17時から緊急の診療所がやっているとのことなのでその時間まで我慢して行ってみた。

 

普通に外出するようなカジュアルさでチャリ漕いで診療所に行ったんだけど、症状と俺が2ヶ月ほど前に虫垂炎を薬で散らしていたということで虫垂炎の疑い。
でもその診療所には設備がなくて正確なところまでは突き止められない。まぁ救急だからね。

 

正月連休中もやってる病院を探してくれたんだけど、行きつけの病院には虫垂炎なら受け入れるけどわからないなら無理と断られ、別の大きな病院を紹介された。
で、診療所の役目はそこで終了。

 

何が言いたいかというと、俺ここまでチャリで来たじゃん?紹介された病院遠くね?ってかもう俺痛すぎて動けないよ?チャリなんて焦げないよ?となり、契約してた駐輪場がすぐそばだったのでなんとかたどり着いて駐車。その近くのタクシー乗り場から病院へ直行。

 

病院へついて検査結果が出るまで待合室に通されるも吐き気が凄くて看護師さんに器をもらって吐こうとするけど何も出ない。そりゃそうだこの日は本当に何も食べられなかった。あれは本当に辛かった。
検査の結果が出て「今すぐ手術しないと危ない」と言われ、万が一のこともあるので実家に電話。次いで彼女に電話。母も彼女も「えっ」という感じで母は北海道にいるため急遽彼女が病院に来ることに。

 

でも到着を待っている猶予は無く、そのまま運ばれて手術室へ。

 

手術室で全身麻酔とかwwwそんなすぐ効くわけないでしょwwwと目を思いっきり開いてたはずが名前を呼ばれて起こされて気づいたら手術終わってた。麻酔マジすげぇ。

 

虫垂の入り口に石があって、それが栓をの役割をしていたらしく、虫垂内で炎症が進んでたと。
これが破裂すると腹膜炎になって死ぬこともある。
なかなか状態が悪かったらしく、手術でも予定よりも大きい範囲を切除したらしい。

 

4人部屋で目を覚ますと心配そうにしてる彼女がいて、でも喋ると切った腹が痛すぎてほとんど喋れなくて。
でも来てくれて嬉しかったのと、心配かけて申し訳なかった。

 

もう日付が変わるかどうかの時間だったので彼女も一旦家に帰り一人になったんだけど、痛すぎて眠れず何度も痛み止めを流してもらって。
しかもだよ、あそこに管入ってたんだけど、あれが痛いのなんの。
翌日看護師のお姉さんに言ったよね「チンコが痛いです」。言ってもどうにもならないけど言わずにはいられないあの痛さ。超はずい。
でもいろんな痛みや辛さの中でも恥ずかしいという感情があるのが驚きだった。
ちなみにこれ、抜くとき普通に声出たよね。
看: 抜きますよー
俺: ヌアッッッッ!!!

 

手術後から翌々日まで絶飲食。これはきつかった。

固形物が食べられるようになったけどさすが病院食。味が薄すぎる。醤油と塩、ふりかけなどを持ってきてもらって自分で味付けして食べてたw

病院食と塩と醤油

着替え、本、MacbookAirその他諸々を持ってきてもらっていたんだけど、正月連休中に退院の見込みが無かったので事情の説明と作業指示を会社のチームメンバーに連絡。

 

そこから今日まではちょこちょこと院内を歩くくらいでずっと病室で安静に。
(ちゃんと歩かないと腸閉塞などの危険があるらしい)
運動の一環で院内の売店に缶コーヒーを買いに言ったり。俺缶コーヒー毎日1本飲まなきゃ辛い体質なのにずっと飲めなくて。これね・・・ほんっとうにうまかった。

 

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ベッドから起き上がる時とかこんなに痛がる人も珍しいと看護師さんに言われたけど、腹じゃないんだ。寝たきりで腰がやられたんだw

ベッドに横になるのがものすごいきつかったのでずっと来客用のパイプいすにクッション(これも彼女に持ってきてもらった)置いて座って読書とPCで時間を潰してた。

いつの間にか俺のベッドエリアが居心地の良い俺の城になってたよね。

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そして明日の午前中に退院になったのだけれど、さっき少しだけ外に出て歩いてみたら自分の歩けなさに驚いた。
ゆっくり歩くんだけど体力の消耗が半端ない。膝ががくがくする。

数日病院に引きこもってたことと、傷をかばいながら歩いてるせいで負担がでかいのかな。もちろん腰も痛い。
そのくせ病院抜けだして喫煙所に行きましたが。

明日退院して家で安静にしてるつもり。

現状長距離移動が無理なんだけど、金曜日会社いけるのかなー・・・。

以下追記: 20160628
部屋から見た最後の日の夜明け。

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現在はもう当時の彼女とはお別れしていますが、今でも感
謝してる。いろいろ助けてくれて本当にありがとう。

ちなみに俺から生まれ落ちた虫垂は術後俺が目覚める前に処分されたので見てません。俺の一つしか無い虫垂を生で見たのは唯一その彼女だけ。ずるい。

どうしても俺も見てみたかったので写真を見せてもらいました。その写真の写真がこれ。(クリックするとモ無しが表示されます)

摘出した虫垂(モザイク)

どうみてもホルモンです。グロいのでダメな人は見ないでください。

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