以下きょんぴ的抜粋。好きなところ。
カービングを楽しむには最適の斜面だが、スキーヤーやスノーボーダーたちの姿は多くない。この先には未圧雪の上級者バーンが待ち構えており、降雪直後でなければ、ほぼ全面がコブ斜面になっていることを皆が知っているからだろう。
圧雪部分を過ぎ、雪面が少しずつ荒れてきた。適度に柔らかいところは滑っていても気持ちよく楽しいが、それもさほど長くは続かない。昨日は降雪がなかったそうだから、このまま進めば例のコブ斜面に突っ込むだけだろう。わざわざそんなところを滑りたくて、早起きし、たった一人で車を運転してやってきたわけではない。
積もった雪を一辺三十センチほどの四角柱に掘り出し、シャベルを載せて手で叩いている。コンプレッションテストと呼ばれるもので、雪の弱い層がどこにあるかを確かめるのが狙いだ。表層雪崩の危険性などは、これで予想できる。
てた時は弱層テストって書いてあったやつだ。2017年3月27日の栃木県で起きた死者数名の雪崩事故の際はこのテストを怠ったらしい。
「……そうして次の日です。トイレで頑張った後、便器の中を見てびっくり。なんと、ウンチが緑色だったのです。これは大変、とんでもない病気にかかったと思い、焦りました。でも、いくら何でもおかしいと思い直しました。あまりにも色が奇麗だったからです。鮮やかなグリーンです。まるで絵の具のようだと思った瞬間、はっとしました。」
「こっちに来て痛感したんですがね、スキー場ほど犯人が潜伏しやすい場所はないかもしれません。」
犯人を追ったこともないし追われたこともないのでこの発想は無かったけど、言われてみれば確かにそう。だってみんな顔面フル露出なんてしないし。ヘルメット or ニット帽 + ゴーグル だと口元しか見えないし、更にフェイスマスクを付けてる人もいるから、もうそうなれば顔面の露出ゼロ。よくある顔写真での操作なんてゲレンデじゃ通用しない。よし冬に何かやらかして逃げなきゃいけない時はゲレンデに逃げようw